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DX人材の採用と育成|今後はIT業界以外でも必要となる人材に

人材業界について

2021.03.19

近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉を聞くことが増えました。DXとは、AIやビックデータなどのデジタル技術を活用し業務変革を起こすことを指します。人々の暮らしは今、ハイスピードで変化しています。買い物はネットショッピング、音楽や映画などの娯楽はVODを活用。今では、仕事さえもテレワークなどオンラインでできるようになりました。デジタル技術は私たちによって「なくてはならないもの」になったのです。

しかし、日本の労働市場では少子高齢化による労働人口の減少もあり、DXを推進していくために必要なIT人材の不足が深刻化しています。そこで今回は、「DX人材の採用」「企業のDX推進」をテーマとし、DX人材を採用・育成する方法をご紹介します。

関連記事:IT業界が人材不足である理由はここに!?|企業が今やるべきこと

DX(デジタルトランスフォーメーション)の現状

DX(デジタルトランスフォーメーション)の現状

参考:株式会社ネオマーケティング「今注目されている、企業の「DX」に対する取り組みを徹底調査!『DXの取り組みに関する調査』

DXについて、どの程度ご存じでしょうか。上図は、総合マーケティング支援をおこなう株式会社ネオマーケティングの「DXの取り組みに関する調査」の結果です。企業規模で差がありますが、約半数以上がDXについて「全く知らない」という結果が出ています。

日本においては、2018年に日本経済産業省が「DX推進ガイドライン」がだされたことで知名度が向上し、企業ではDX推進のためにさまざまな動きがみられています。このガイドラインでは、めまぐるしく変化する環境に素早く対応し商品やサービスの変革はもちろん、業務や組織、企業風土にも変革をもたらそうとするものとしてDXを推進しています。新内閣が発足されてまもなくデジタル庁新設の動きもみられ、今後はさらに認知度向上も見込まれることでしょう。

しかし、そもそも現在の日本ではITを支える人材の不足が顕著で、2030年には約59万人の人材不足が予測されている状況です。(参考:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果 ~ 報告書概要版 ~」そのため、市場においては急ピッチで対策が必要とされている分野でもあります。

DX推進の遅れと必要性

参考:株式会社ネオマーケティング「今注目されている、企業の「DX」に対する取り組みを徹底調査!『DXの取り組みに関する調査』

上図を見てもわかるように、現状では企業規模が小さいほどDXの遅れを感じており大企業であっても約半数がDXの遅れを実感しています。

しかし、DX推進は今後さらに必要性が高まるでしょう。経済産業省によると、DX推進を実現できない場合、2025年には年間で最大12兆円の経済損失が出てしまうおそれがある(「2025年の崖」)という予測がなされているからです。日本経済の進化・拡大のためにはDX推進の実現が欠かせません。

コロナ禍でDXの重要性が明らかに

そして、コロナ禍において、これまで以上にITの必要性を実感せざるを得ない状況となりました。DX推進が定義されてからまだ日も浅く、実際に導入・推進できている企業はごくわずかですが、これは単に業務のIT化やIT化の促進というだけではありません。

というのも、コロナ禍においてDXに取り組んできたなかで、企業に大きな課題や問題が浮き彫りになったのです。それは、企業が「これまでの企業文化に対して疑問を持つこと」でした。単に「IT化」を進めるのではなく、これまで疑問を持たなかった企業の慣習や固定概念を見直し、あらゆる変革が必要であるとわかったのです。ビジネスにおけるデジタル技術の必要性と緊急性がコロナ禍において顕著に現れました。(参考:経済産業省「DXレポート2 中間とりまとめ」)

DX実現には「DX人材」の存在が必要不可欠

未だ課題が多いDX推進ですが、人々の暮らしをはじめ、その暮らしを豊かにしてくれる製品・サービスを提供する企業にはDX推進が不可欠で、DX人材の採用・育成が欠かせません。日本では、未だ「DX実現に向けて具体的に着手できていない」という企業も多いですが、大規模な経済損失が見込まれている以上必ず解決しなくてはならない問題です。ここからは、DX実現に向けたDX人材の採用について解説します。

DX人材に求めること・必要なスキル

DX人材は、今後の日本経済や企業の将来を担う重要な役割があるとともに、自社でデジタル技術を活用し他社よりも優れたビジネスモデルがあること(優位性)を発信・維持しなくてはなりません。そのため、基本的なITスキル以外にも幅広い知識とスキルを必要とします

  • ITリテラシー(情報リテラシー)
  • マーケティングスキル
  • データ活用スキル
  • マネジメントスキル
  • ユーザー志向

ここからは、それぞれのスキルについて簡単にご紹介します。

ITリテラシー(情報リテラシー)

基本的な業務スキルはもちろんのこと、Webマーケティングにおける深い理解があるかどうかは大切です。ITリテラシーが欠如していると、コンプライアンスやセキュリティーといった観点からもトラブルを招きかねません

マーケティングスキル

マーケティングは、現在進行形でAI化がどんどん進んでいますよね。情報の取得、集計にほとんど人の手はいらなくなりましたが、それでもそのデータをもとに分析し「いかにして自社の新しいサービスを打ち出すか」という実行力はまだまだ人の手が必要です。現状をデータとしてみるだけではなく、隠れているニーズをどのように引き出しビジネスに生かしていくかがマーケティングスキルとしてとても大切な要素なのです。

データ活用スキル

DXを実現するには、マーケティングから導き出された課題に対し、データを正しく扱い分析するスキルも必要です。上記のマーケティングスキルとも重なりますが、あらゆる業務がデータ化されつつある今、その重要性を理解し正しく活用できるかどうかでビジネスの広がりにも差が生まれます

マネジメントスキル

DXを実現するには、課題改善のためにプロジェクトをまとめあげ確実にスケジュールを進行していくマネジメントスキルも大切です。とくに、経営層に必要なスキルといえます。リーダーシップだけでなく、判断力や外部とのバランスをうまくとることができる調整力も必要です。

ユーザー志向

DXというとどうしてもIT化・デジタル化というイメージが強くなりますが、大切なのは「ユーザーの素早いニーズの変化に対応し新しい価値を提供する」というユーザー志向がポイントになります。そのため、サービスや製品を利用するユーザーにとって利用価値の高いものを生産できるスキルが必要です。

たとえば、ユーザーとの接点としてWebサイトがありますが、「ユーザーにとって利用しやすいものか」「継続して使用したいと思えるデザインであるか」など、専門知識を生かしながらもユーザー目線・志向があるかどうかが大切です。

DX人材採用のヒントは?

DX人材には、ITスキル以外にもビジネスにおける幅広いスキルが必要になることをお伝えしましたが、DX人材を採用するにあたって大切なのは「優秀な人材を採用すること」ではありません。採用してから継続的にDX人材として育成していくことのほうが重要だといえます。DX人材の採用・育成に大切なことをご紹介しましょう。

1.DXによって解決したい課題を精査し明確化する

まずは、DXを推進・実現することによって解決したい企業の課題や目的を明確化しておきましょう。課題設定は、今後の方向性を決定する場面で重要な要素です。

2.企業全体の「DXに対する関心」を深める

DX推進・実現するにあたりIT人材を採用・育成することばかりに注力しがちですが、決してそれが正解とはいえません。企業のDX実現には、社員全体のDXスキルを高めることが重要です。そのため、社内では継続的にDXに関する研修や講習などを設け、新しい時代に向けて関心を高め意識改革をする必要があるでしょう。

3.DXに関する知識とスキルを高める環境を整える

また、優秀なDX人材を採用する場合、自社で継続的にDXに関する知識やスキルを高められる環境があるかどうかも大切です。DXを学び、知識を向上されるための環境があることを明確に提示してあげましょう。これからの時代、長期的にDXへの取り組みは続くことになるので、座学だけではなく経験を積むという観点からも積極的な育成環境・制度が求められます。

まとめ

日本は、DX推進・実現はまだまだ発展途上です。優秀なDX人材を採用することも現段階では難しいことですが、だからこそ採用と同時に育成の環境と制度を整えていくことが必要不可欠です。ビジネスやマーケットを理解し、「イノベーションを起こしたい」「ユーザーに求められる価値・サービスを提供したい」と考える人材を採用し自社で育成することで、今後のDX実現に向けたスタートを早めに切ることが大切です。

 

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